「目指す場所」を具体的に描けてますか?成長を加速させるメンタル術
こんにちは!
「常に現場主義」を掲げ、アスリートのメンタルを支えています。
スポーツメンタルコーチの石井大樹です。
スポーツメンタルコーチとして活動し始めて7年半くらい経ちました。
その中で、いろんな競技の、いろんなカテゴリーの選手を見てきました。
- プロになりたい
- 大会で優勝したい
多くの選手からそうやって相談を受けてきました。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてほしいんです。
あなたが本当に目指している“場所”は、どこですか?
「プロになる」ところがゴールなのか。
「プロの中で圧倒的に活躍し続けること」なのか
その“目指す場所の具体度”によって、
- これからの行動の質
- 成長のスピード
これらが大きく変わってくるとしたら、どう思いますか?
そこで今回は、目指す場所を具体化させる重要性という視点でお伝えしていきます。
目指す場所を具体化するほど道筋が見える
目標を立てるときにありがちなのが、
「ただの大きな夢」だけで終わってしまうことなんです。
多くのアスリートがこの目標設定の罠に引っかかっているなと感じています。
もちろん、夢を持つこと自体は素晴らしいです。
けれど、夢を“行動”に変え、実現させるには、もっと具体化が必要なんです。
例えば、、、
「プロになりたい」という目標なら、
- どんなチームでプレーしたいのか?
- どんな選手として評価されたいのか?
- どんなプレーで観客を魅了したいのか?
ここまで具体的にイメージして初めて、
「じゃあ今、そのために何をやるべきか?」
が明確になります。
【心理学の観点からも目標の重要性がわかる】
心理学者である
エドウィン・ロック(メリーランド大学)
ゲイリー・レイサム(トロント大学)
の研究でも、「具体的で挑戦的な目標」は漠然とした目標よりも
圧倒的に成果を高めることが示されています。
だからこそ、目標やなりたい姿を明確に描くことは、
目指す場所に向かって、より加速していくことにつながるんです。
「プロになる」よりも、「プロの中でタイトルを取る」
「日本代表になる」よりも、「日本代表になって世界の強豪を倒す」
といった具体的な目標に仕上げることが大切です。
脳は「具体的な目標」をイメージしたときこそ動き出す
- 日本で一番高い山である「富士山」
- ロープウェイがあって売店もある「高尾山」
登るのに必要な準備は同じでしょうか?
…同じわけがないですよね。
より高い山に登るなら、より準備が必要です。
装備、携帯食料、道具、山を登る体力面などの違いも考えられます。
つまり、「プロになる」のと「プロで活躍する」のとでは、
全く異なる準備が必要になりますし、
目標への登り方も全く異なってきますよね。
だからこそ、より具体的にイメージをしていきたいわけです。
脳科学的にも、“脳は現実とイメージを完全に区別できない”と言われています。
つまり、イメージをより鮮明に作ることで、
脳内ではすでにその行動を起こしているのと同じ反応を引き起こすことが分かっています。
「どこに行きたいのか」で努力の質が変わる
- プロになれればいい。のか
- プロの中で活躍したい。のか
- プロの中で圧倒的な存在になりたい。のか
この“目指す場所のレベルの違い”によって、
日々の努力の差に直結してきます。
目標が明確な選手ほど、行動にブレが少なく、
だからこそトレーニングの意図も明確で、練習の一つひとつに意味を生み出せるわけです。
そして何より、未来の自分を具体的に描いている人ほど、
「今、何をやるべきか?」
を迷わなくなります。
もし、あなたが「今、何をやるべきか」に迷わず決めることができたら、
どんな良い変化が起こりそうですか?
具体化することは、覚悟を決めること
目指す場所を具体的に描くというのは、
言い方を変えれば、自分に嘘をつかないことでもあります。
そこまで本気で行きたいのか
心の底からどんな自分になりたいのか
そうやって、自分の内側の覚悟と向き合うことなんです。
そう考えてみると、
どこを目指すかが決まれば、歩む道のりも自然と決まってくる。
そのためにも、目指す場所を徹底的に具体化してみてください^^
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