走り続けることができなくても“歩き続けられればいい”
目標のため、夢のために早く!もっと早く!走り続けないと!
このように思っている方はぜひ参考になればと思います。
夢や目標を持っているからこそ、
- 早くそこに到達したい
- 少しでも速度を上げて目標へ進みたい
そうやって思うのはとても自然なことだと思います。
ただ、人はずっと全力で走り続けることはできるのでしょうか?
マラソンなど長距離を走る時もペース配分が大切だったりしますよね。
今回は走り続けることへの義務感への捉え方についてお話していきます。
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこのサイトや各種SNSでも
「「結果にふさわしいメンタルをデザインする」」をコンセプトに情報を日々発信しています。
全力で走り続けることはできるのか?
ここで一つ、考えていきたいテーマがあります。
それは「全力で走り続けることはできるのか?」ということです。
マラソンなどに置き換えて考えてみると、正直厳しそうですよね。
調べてみると、やはりマラソンにおいてペース配分はとても重要みたいです。
このテーマについてメンタル面に置き換えてみると、「走り続ける=頑張り続ける」
つまり、人は全力で頑張り続けることができるのだろうか?ということです。
燃え尽き症候群(バーンアウト)
全力で走り続けると、どうなるのか?
という内容なんですが、結論から言うと「燃え尽き症候群」になってしまう可能性があります。
- 燃え尽き症候群とは
一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満。
あるいは努力の結果、目標を達成したあとに生じる虚脱感を指す場合にも用いられる。
慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、
意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状。
自分が頑張りたくて努力できていればいいのですが、夢や目標へ生き急いでいる人ほど「やらなくちゃ…もっと努力しなくちゃ…!」
このように努力している方が本当に多いです。
これは心理学において「外発的動機付け」と言われるものに該当します。
- 義務感
- 他人からの評価
- 報酬
頑張る理由として上記のようなものが外発的動機付けになります。
つまり、義務感で全力で頑張り続けると燃え尽きてしまう可能性があるということです。
努力の質=ハードな努力量×質の高い休息
- 努力
- 頑張るということ
- 練習
このような単語を見たとき、どんな共通点を連想しますか?
おそらく、ほとんどの方が「たくさんやる、誰よりも多くやる」など“努力に対する量”を連想したと思います。
確かに努力の量も大切です。
しかし、最終的に結果に直接結び付くのは「努力の質」です。
なぜなら私たちは無限に頑張ることはできないからです。
つまり努力に注げる時間は限られているということです。
そう考えた時、努力の質を高めるために努力の量だけでは不完全です。
だからこそ、努力の量と同じくらい「質の高い休息」が大切になります。
限りある時間の中で、努力の質を高めるためには「努力量×質の高い休息」のかけ算が必要です。
走り続けられなくても歩き続けられればいい
全力で頑張り続けることが必ずしも良いわけじゃなく、いろんな側面から考えることが大切ということです。
- 早く目標を達成するためにもっともっと努力しないと…
- 全力で頑張り続けないと夢を叶えることなんて出来ない…
最後に、このように思ってしまう方々へ「ある言葉」をご紹介したいと思います。
止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも確実に進んでいけます。
どんなにゆっくりな一歩でも、その先に必ず目標が待っています。
その小さな一歩の連続が、叶えたい夢に続いている。
そう思えたら、どんな素晴らしい成長があるでしょうか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございます^^