相手の立場になることは出来ないからこそ大切なこと
皆さんは相手の立場なるという経験をしたことがありますか?
相手の答えなんて相手しか知らない。
だからこそ、
「この人はどういう風に思ってるんだろう?」
興味を持って知ろうとする姿勢。
そして想像でもいいから相手がどう思ってるのか考えてみること。
そんな歩み寄れる人が信頼を勝ち取る。
— 石井タイキ/スポーツメンタルコーチ (@senaka_push) June 6, 2019
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこの当サイトや各種SNSで
「結果にふさわしいメンタルをデザインする」をコンセプトに情報を日々発信しています^^
相手の立場になることは出来るのだろうか?
「相手の立場になってみよう」
みなさん一度は言われたことがある言葉かと思います。
確かに相手の立場になれたら、すごくコミュニケーションが円滑に進みそうですよね!
しかし、本当に相手の立場になれるのでしょうか?
私自身としては、「相手の立場にはなれない」と思っています。
なぜそう考えるのか?スポーツメンタルコーチとしての意見としてお伝えしていきます。
物理的に相手と同じ立場になることは厳しい
まず、物理的に相手と同じ立場になることが厳しいということがあります。
教員の方が生徒と同じ立場にはなれないように、子供が親と同じ立場にはなれません。
そして、みなさんは「ポジショントーク」という言葉を聞いたことがありますか?
- ポジショントークとは
自分の立場、立ち位置に由来して発言を行うこと。
転じて、自分の立場を利用して自分に有利な状況になるように行う発言のことも指す。
つまり、私たちの発言というのは
- どの立場から
- 誰に対して
これによって発言の内容は変わってきます。
だからこそ、自分自身が相手と全く同じ立場でない限り、本当の意味で相手の立場になっているとは言えません。
立場が同じでも感じ方や捉え方は人それぞれ違う
次に、仮に同じ立場になれたとしても物事への感じ方や捉え方は人それぞれ違うという点です。
相手と同じ立場になれたとしても、
- 身の回りの環境
- どんな経験をしてきたか
- 受けてきた教育
これらまで全く同じ人間はいません。
だからこそ、相手と同じ立場であるからといって、本当の意味で相手の気持ちが理解できるわけではありません。
相手の立場になれないからこそ大切なこと
本当の意味で相手の立場になることは出来ないのかもしれません。
しかしそれを嘆く必要はないと考えています。
相手と同じ立場になれないからこそ、円滑にコミュニケーションをとるためにとても大切なことがあります。
相手の気持ちを認めること
相手と同じ立場になれなかったとしても、
- 「あなたはそう感じたんだね。」
- 「あなたはそう思ったんだね。」
このように相手がどう思ってどう感じたのかを事実として認めることは出来ます。
感じたことや思ったことは違くても、
自分と相手の意見が違ったとしても、
その違いを受け入れ、認めることは出来ます。
相手の気持ちを想像すること
相手の立場になることができなくても、
「相手の立場になったつもりで考えること」は出来ます。
- 相手はどう思って、どう感じたのだろう?
- 相手の目からはどのように見えているのだろう?
このようにイメージすることは出来ます。
ここで大切なのは、合っているかどうかは一旦置いておくということ。
より具体的に、相手がどう思っていそうかをイメージすることが重要です。
相手の立場になれないからこそ歩み寄る姿勢が生まれる
相手の立場になることは出来ない。
だからこそ、私たちは
- 相手を知ろうとする
- 自分を知ってもらおうとする
- 新しい価値観が共有できる
このように行動できるのではないでしょうか?
そこで最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
成功の秘訣があるとすれば、
それは常に相手の立場を理解しようと努め、
相手の立場から、物を考えるようにすることです。
これは自動車企業「フォード・モーター」の創業者ヘンリー・フォードの言葉です。
相手の立場を理解しようと努め、相手の立場から考え想像することができたとしたら、
どんな素晴らしい変化があるでしょうか?
ぜひ考えてみて下さい!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^