“努力できる”という力が持つ影響力の大きさ
皆さんは「才能・センス」といった言葉にばかり魅力を感じてませんか?
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこの当サイトや各種SNSで
「結果にふさわしいメンタルをデザインする」をコンセプトに情報を日々発信しています^^
努力という要素は目標達成に大きな影響力を持つ
努力を頑張っても生まれ持った才能には勝てないんだ…
このように思ったことが一度くらい皆さんもあると思います。
私自身、幼少期からアメフト時代まで運動能力や体格に恵まれた訳ではなく平凡な選手でした。
だからこそ生まれ持った才能に嫉妬したことは今までに数え切れないくらいあります。
しかし、生まれ持ったものだけで成果を出し達成まで行き着けるのでしょうか?
答えは「NO」です。
生まれ持った才能を活かす「努力」がなければ成果はついてきません。
今回は「“努力できる”という力が持つ影響力の大きさ」についてお伝えします。
何かを達成する上で「努力」は最も影響頻度が高い
- 才能
- センス
- 先天的な生まれ持ったもの
こういった要素と比べると「努力」という要素は地味です。
いわゆる才能などといった先天的素質とも言われるような要素に良くも悪くも人は強く惹きつけられます。
しかし軽視されがちな「努力」という要素はみなさんが思っている以上にあらゆる「達成」に大きな影響力を持っています。
“GRIT やり抜く力”という書籍で有名なアンジェラ・ダックワース氏の研究では「努力は二重に影響する」と言われています。
スキルの習得と目標達成という2点において、才能や技術といったものは1つしか関与しません。
しかし、努力はどちらにも関与し二重に影響を与えるということです。
努力があるから才能が発揮される
- 目標達成に必要なスキル
=才能×努力 - 目標達成
=スキル×努力
先ほどもこの公式の話をしました。
つまり、努力がなければスキルの習得が厳しくなるだけでなく
目標の達成も厳しくなるということです。
2倍の才能があったとしても半分の努力では、たとえスキル面が互角であろうと
長期的に見たとき努力家タイプの人に圧倒的な差をつけられてしまうだろう
引用:“GRIT やり抜く力”
著者のアンジェラ・ダックワース氏もこのように語っています。
つまり、才能を持っているだけでは目標は達成できず
「努力」という要素がそこにかけ合わさることで初めて才能は活かされるということ。
努力が才能を開花させ、努力によってセンスに磨きがかかるということです。
人は才能やセンスと言われる先天的な生まれ持ったもののような部分に目がいきがちです。
しかし、本当に重要な土台の部分は「粘り強く努力できる力」だと言えます。
粘り強く努力を続ける限り成長は続く
最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。
これは慶應義塾の創設者であり、
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉で有名な著書“学問のすすめ”を説いた
福沢諭吉の言葉です。
- 努力を続ける限り成長できる
- 諦めない限り進み続ける
このように思うことができたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^