【レスリングメンタル】須﨑優衣選手に学ぶ、反省を伸び代に変換するメンタリティ
- 中学1年から高校1年まで負けなしの83連勝
- 東京オリンピック50kg級 金メダル獲得
- 男女問わず史上初グランドスラムを達成
お父様の影響で小学生から始めたレスリング。
幼い頃から輝かしい結果を残してきた、須﨑優衣選手。
肘の脱臼・靭帯断裂という大きなケガもありましたが、それを乗り越え、
東京オリンピックでは1回戦から1ポイントも失わず金メダルを獲得。
その姿は、世界から「ライジングスター」と評されました。
そんな輝かしい結果を出し続けている、須﨑選手が「あること」を大切にしていました。
世界を舞台に活躍している、須﨑選手がどんなことを大切にしていたかを解説していきます。
【反省=伸び代】反省点を伸び代と捉えることができるメンタル
日々アスリートのメンタルをサポートしていて感じることがあります。
それは「反省しすぎてしまうアスリートが多い」ということです。
自分を高めようとストイックな選手ほど、
- これもできてない…
- あれもできてない…
理想には程遠い…そんな風に「ダメだったところ探し」ばかりをしてしまう人が多いです。
競技に真剣に向き合っているからこそ、「反省ばかり」してしまうことも。
反省するたびに、自分に足りないことがどんどん出てくる…。
その負のスパイラルによって自分にダメ出しし続けてしまう人も中にはいます。
しかし、そんな時こそ想像してみて欲しいのです。
もし仮に、「反省=更なる成長のチャンス」だと心から思えたらいかがですか?
世界を舞台に大活躍している須崎選手はこのように語っています。
“反省点が多かったので、逆にこれが自分の伸びしろだと思うので、パリオリンピックに向けていい成長のきっかけになったなと思いました”
抜粋:https://www3.nhk.or.jp/news/special/athlete-words/article/article_288.html
この言葉からも、須崎選手が「反省を伸び代に変換していること」がわかります。
では、「反省を伸び代に変換すること」が、どう競技に繋がるのか?
この部分に関してお伝えしていきます。
【心理学】同じ物事でも捉え方次第で見え方が変わる
反省点が多いことを、自分の伸び代だとポジティブに捉えている須崎選手
実はこの「物事の捉え方」が非常に大きなポイントになります。
心理学では「リフレーミング」と言います。
💡「リフレーミング」とは
ある出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、その出来事に別の視点を持たせるもの。
同じ物事に対して、別の角度から見ることで、違う意味や考え方を持たせるもの。
コップの水の量が同じでも、その水の量をどう捉えるかは時と場合、人によって変わってきます。
「半分も入ってる」と思うこともあれば、
「半分しか入ってない」と思うこともあります。
- コップの水の量は変わらない(事実)
- 水の量に対する捉え方は変えられる(解釈)
この解釈の部分を変えていくことが「リフレーミング」になります。
先ほどの須崎選手の言葉は、まさにリフレーミングを無意識に活用しているのが分かります。
試合を通して、反省点が多かったという事実は変わりません。
しかし、その反省点をどう捉えるかは変えていけるのです。
- 反省点が多いなんて全然ダメ
- 反省点の数だけ、もっと上手くなれるチャンスがある
同じ出来事だったとしても、どちらの捉え方でいることがパフォーマンス発揮に繋がるでしょうか?
捉え方を変えるために「自分の思考のパターン」に気付こう
反省の多い試合だったとしても、それが成長に繋がらないわけじゃなく、捉え方次第で成長のチャンスに変えていける。
ということをお伝えしてきました。
それはつまり、物事の捉え方次第で、自分に変化を起こしていけるということ。
例え良くない結果だったしても、その結果をどのように受け止めるかでその後の成長が変わってきます。
だからこそ、物事の捉え方を変えるために「自分の思考のパターン」に気付くことが大切なんです。
- 必要以上にネガティブに受け止めてないか?
- 上手くいった経験を過剰に良く受け止めてないか?
このように、人それぞれ必ず無意識の思考のパターンがあります。
その思考のパターンが日々の行動や習慣を作り出しているんです。
もし自分の思考のパターンに気付くことができたら、どんな素晴らしい変化が起こるでしょうか?
参考になれば幸いです^^
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!