ウサギとカメの話から学ぶ“結果の必然性”

2022年9月27日

ウサギとカメの話から学ぶ結果の必然性を解説

皆さんは起きた結果を「偶然・たまたま」だと思ったことはありませんか?

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ウサギとカメの話の勝敗は偶然じゃなく必然である

負けてしまったけど、今日はたまたま調子が悪かった

このように思ったことはありませんか?

そんな時こそ、自分の発言を深く考えてみて欲しいのです。

「本当に調子が悪かったのは、たまたまだったか?」
「そもそも調子は悪かったのだろうか?」

今回は誰もが知る有名な童話である“ウサギとカメの話”から、起こる結果は必然であるという一つの考え方をお伝えできればと思います。

起こる結果が必然ということは、結果の裏側には“その結果が起こるであろう原因が存在する”という考え方です。

ウサギとカメの話でウサギが負けたのは必然だった

ウサギとカメの話を要約するとこのような話です。

  • ウサギはカメと勝負することに。余裕で勝てると思っていた
  • ウサギは油断して昼寝をしてしまった
  • カメはコツコツとゴールを目指しウサギとの勝負に勝った

この話からすると、ウサギが油断して負けた(油断さえなければ勝てた)と捉えられます。

しかし、ウサギがカメに負けるのは必然だったのです。

その理由は「ウサギの習性」にあります。

ウサギの習性:「薄明薄暮性」
ウサギは、明け方や夕方などの
朝でもなく夜でもない時間に活動する習性を持つ。
一方で、ほとんどのカメは昼行性で日中に活動する。

  • ウサギは油断したから昼寝をした(×)
  • そもそも習性としてウサギは日中寝ている(◎)

昼間に勝負をする時点でウサギが昼寝をしてしまうことは明白だったということ。

つまり、ウサギはたまたま油断して負けたのではなく、負けるべくして負けたということです。

敗北や失敗には必ず原因がある

このウサギとカメの話の話から得られる教訓は「敗北や失敗には必ず原因がある」ということです。

勝利や成功には必ずしも原因があるとは限りません。

  • 相手がたまたま調子が悪かった
  • 偶然相手に不利なことが起きた

こういった自分がコントロールできるもの以外の要素が絡んでくる場合があるからです。

一方で、敗北や失敗には必ず原因があります。

  • 油断や慢心
  • 準備不足

ウサギとカメの話で言えば、遅いカメが自分に勝てるわけがないとウサギは慢心していました。

だからこそ、カメとの習性による相性の悪さも考慮できず、相手のことを知らない状態で戦うという圧倒的準備不足だったわけです。

勝利や成功という経験によって自信をつけるのも重要です。

しかしそれ以上に重要なことは、敗北や失敗から学ぶことなんです。

それが次の経験に必ず繋がります。

原因を外側(偶然)に求めず内側(必然)に求める

野村監督の名言

最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし

これは、選手としては、史上2人目・パ・リーグ初の三冠王を達成し、

監督としても、平成期間の最多勝利記録(1,053勝)を保持する元東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督

野村克也さんの言葉です。

  • 勝利や成功よりも敗北や失敗から学ぶこと
  • それを次に必ず繋げること

このように考えることができたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^