なぜ人は同じことを繰り返してしまうのか?
皆さんも同じことを何度も繰り返してしまった経験はありませんか?
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこの当サイトや各種SNSで
「結果にふさわしいメンタルをデザインする」をコンセプトに情報を日々発信しています^^
なぜ人は同じことを繰り返してしまうのかを考察してみた
またやってしまった…!どうして同じことを繰り返してしまうのか…
こんな思いをしたことがある人は少なくないはずです。
今回はプロのメンタルコーチとして活動している私が
「なぜ人は同じことを繰り返してしまうのか?」について考察していきます。
人は簡単に忘れる
「去年、一番悔しい思いをした出来事はなんですか?」
すぐに思い出し、口にすることができた人はどれくらいいるでしょうか。
つまり、同じことを繰り返してしまう理由はシンプルに「忘れるから」
心理学において「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
- 学習後1時間後、56%を忘れる
- 学習後1週間後、77%を忘れる
- 学習後1ヶ月後、79%を忘れる
ここから分かるように、人は非常に忘れやすい生き物です。
負けた悔しさも、苦しさも悲しみも忘れてしまうからこそ、
同じことを繰り返してしまう原因になります。
悪い行動が強化されてしまう
行動分析学という学問があります。
その中で行動が強化されるパターンは2つあるとされています。
- 連続強化:行動する度に、必ず何かの行動を強化するものが与えられる
- 部分強化:行動しても必ず行動を強化するものが与えられるわけではない、たまに強化されるパターン
この2種類において、「部分強化の方が行動が消えにくい」とされています。
これは非常に厄介で、間違った方法や成長できない方法で勝負をした結果、
「勝利する」という経験をしてしまうと、
「この方法でもまた勝てるかもしれない」と行動が強化されてしまいます。
つまり、同じこと(悪い行動)を繰り返してしまうということです。
同じことの繰り返しとは良くも悪くも「習慣」
最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
勝つことは習慣になる、あいにく負けることも同様だ。
これは、アメリカンフットボールの名ヘッドコーチとして大活躍し、
世界一を決めるスーパーボウルの優勝トロフィーの名前の由来にもなっているヴィンス・ロンバルディの言葉です。
同じことを繰り返す中でも、より良いことを繰り返し、
良い習慣を作るために日々考え、行動していくことができたら
皆さんにどんな素晴らしい変化があるでしょうか?
ぜひ考えてみて下さい!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^