「メンタルが弱い」は、思い込みかもしれない。
こんにちは!
「常に現場主義」を掲げ、アスリートのメンタルを支えています。
スポーツメンタルコーチの石井大樹です。
「自分、メンタル弱いんで……」
そんな言葉を口にする選手、あなたの周りにもいませんか?
あるいは、あなた自身がそう思ってきたかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
私がこれまで多くのアスリートと関わってきて、強く感じていることがあります。
それは——
“メンタルが弱い”と悩んでいる選手ほど、本当はものすごく真面目で、努力家で、繊細で、責任感が強いということ。
つまり、「弱さ」ではなく、むしろ「強さ」ゆえに抱える悩みかもしれない、ということです。
今回はそんな視点から、
「メンタルが弱い」って実は思い込みかも。ということについてお伝えしていきます。
本番で力が出せない=メンタルが弱い?
多くの選手が「練習ではできるのに、本番になるとミスが増える」といった経験を持っています。
私が実際にサポートしてきたアスリートたちの8割以上が、
- 本番になるとミスが増える
- 本番でいつも通りの力が出せなくなる
そんな悩みを持って、きてくれます。
本番で力が出せないことが続くと、「自分は本番に弱い」「メンタルが弱いからだ」と思い込んでしまうのです。
でも実はこれ、「脳と体の“自然な反応”」なんです。
人間の脳は「非日常」や「プレッシャーのかかる場面」において、
- ミスを避けよう
- 失敗したくない
このように感じると、交感神経が優位になり、身体が緊張状態に入ります。
つまり、緊張するのは、あなたが真剣だから。
うまくやりたい、勝ちたいと思っているから。
言い換えれば「向上心」とも言えます。
その気持ちって、何よりもアスリートとして大切なものだと思いませんか?
メンタルの正体は「扱い方」であり、「捉え方」
私が選手に伝えているのは、
「メンタルは才能じゃない。扱い方を知っているかどうか」
「同じ出来事から、いかに違う捉え方をできるかどうか」
ということなんです。
たとえば、緊張している自分に気づいたとき。
- 「ダメだ、また緊張してる……」と否定するか
- 「今、緊張してるな」と受け入れて深呼吸するか
その後のパフォーマンスは大きく変わります。
実際、脳科学の分野でも、
「感情を認識するだけで前頭前野の働きが高まり、パフォーマンスにプラスの影響を与える」
ということが分かっています。
つまり、感情や状態を“否定”するのではなく、“認める”ことが鍵になるんです。
思い込みが、あなたの可能性を縛っているかもしれない
「メンタルが弱い」と思い込んでいると、
- 無意識のうちに“挑戦”を避けてしまったり
- 本当は自信を持っていい場面でも、ブレーキをかけてしまったり
そんな状態になってしまうことも。
でも実は——
その「思い込み」こそが、本来の力を抑え込んでいる原因になり得るんです。
だからこそ、まずは「自分はもっとやれるかもしれない」という可能性に目を向けること。
その一歩が、すべてを変えるスタートになります。
あなたの“本来の力”を引き出すには?
大切なのは、自分の感情や思考に向き合いながら、
- 少しずつ“扱い方”を身につけていくこと
- 目の前の出来事に対する“捉え方”を変えていくこと
メンタルって形のないものだからこそ、正解がわからないって思われがちです。
でもそれって、そもそも「明確な正解がある」って前提の世界で生きてるってことです。
もし仮に、メンタルには正解がなく、
「選手それぞれ最適解が違うもの」だとしたら、いかがですか?
他人にとっての正解が、あなたにとって正解とは限らないんです。
だからこそ、自分だけの最適解を見つけていきたいんです。
十分過ぎるほど頑張っている自分を認めてあげることから始めよう
- これまでやってきたこと
- 今まで耐え抜いてきたこと
誰よりも自分自身が知っているはずです。
だからこそ、まずはその自分を否定せず、受け入れてあげてほしいと思います。
「自分には力がある」
「自分のメンタルは、扱い方次第で変わっていく」
もし仮に、心からそう思えたら、あなたのパフォーマンスにどんな最高の変化が生まれそうですか?
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