大きな夢を現実的に描けていますか?夢を“叶う形”に変えるメンタル術

大きな夢を現実的に描く「夢を叶える形に変えるメンタル術」

こんにちは!
常に現場主義」を掲げ、アスリートのメンタルを支えています。
スポーツメンタルコーチの石井大樹です。

スポーツメンタルコーチとして活動し始めて7年半くらい経ちました。

その中で、いろんな競技の、いろんなカテゴリーの選手を見てきました。

  • 世界で戦いたい
  • プロの舞台で活躍したい

そんな大きな夢を語ったとき、

「それはさすがに無理でしょ…」

「君には厳しいからやめておきな」

そんな風に言われた経験がある人も多いと思います。

一方で、

  • まずは目の前の試合を一つずつ
  • 地道に頑張ります

と現実的な話をすれば、

「夢がない」

「面白みがない」

と言われてしまうことも。

このように、アスリートって本人が知らないうちに

“夢を見るか、現実を見るか”

この二択を迫られているような気分になることがありますよね。

しかし、本当にこの二択しかないのでしょうか?

もし仮に、この二択以外の選択肢があったとしたら、どうでしょうか?

そこで今回は、大きな夢を現実的に描くという視点でお伝えしていきます。

大きな夢と現実的思考は、対立しない

まず、はっきりと言えることがあります。

それが、大きな夢と、現実的な考え方は、共存できる。

ということです。

むしろ、成長していける選手ほど、

  • 夢や目標は大きく
  • 行動は現実的に

この両方を、同時に持ち合わせています。

夢だけを語って、行動が伴わなければ、それは「空想」で終わってしまいます。

一方で、行動だけに目を向けて「この先どうなりたいか」を描いていなければ、

努力は「ただの作業」になってしまいます。

だからこそ大切なのは、

「どこまで行きたいか」と「どうやって行くか」をセットで描くこと。

夢を“現実的に描く”とはどういうことか

夢を“現実的に描く”

なんだか、矛盾しているような表現にも聞こえるかもしれません。

ですが、メンタルコーチとしてアスリートの目標達成を支える人間としては、

大きな夢こそ、現実的に描いていきたいんです。

そして大きな夢を現実的に描く、というのは、

夢を小さくすることではありません。

むしろ逆なんです。

夢を“具体的な言葉と行動”に落とし込むこと。

例えば、「プロで活躍したい」という夢があったとして、

  • たまに出場機会があればいいのか?代表レベルになりたいのか?
  • 具体的にどのチームでプレーしたいのか?
  • どんな強みを活かして勝負したいのか?
  • そのために、今の自分に何が必要なのか?

ここまで考えて初めて、

夢は「現実に触れられるもの」になります。

心理学における「目標設定理論」による研究では、

具体的で挑戦的な目標を持つ人ほど、成果が高くなることがわかっています。

つまり「でっかい夢を、どれだけ具体的に描けているかどうか」が、

これからの成長を左右する分かれ道になるということなんです。

夢があるから、現実と向き合える

現実と向き合うのって、正直しんどいですよね。

  • 自分の足りない部分
  • 自分の弱さ
  • 自分の今の立ち位置

見たくないもの、認めたくないこと、たくさん見えてきます。

だからこそ、大きな夢がある人ほど、この現実と向き合えるとしたら

どんな気持ちの変化が起こりそうでしょうか?

なぜなら、大きな夢を現実的に描けてる人ほど、

「ここを超えた先に、あの未来がある」と信じられるからです。

心理学者アルバート・バンデューラ(スタンフォード大学)が提唱した、

「自己効力感」という理論でも、

“目標に意味を感じている人ほど、困難な課題にも粘り強く取り組める”ということがわかっています。

夢は、現実逃避の道具じゃない。

自分の「本音」に向き合う理由なんです。

「無理だ」と言われる夢ほど、価値がある

大きな夢を語れば、否定的な言葉が飛んでくることもあります。

でも、それは裏を返せば、

それだけ本気で挑戦している証拠でもありますよね。

大切なのは、他人の評価で夢の大きさを決めないこと。

その代わりに、

「この夢に近づくために、今日は何を積み重ねるか?」

ここに意識を向けていけたら、どんな素晴らしい成長が待っていそうですか?

  • 大きな夢を持つこと
  • 現実的な行動戦略を描くこと

この2つは、どちらかを選ぶものではありません。

両立させることで、初めて夢は「叶う形」になるんです。

大きな夢と、具体的な一歩。

その両方を、今日からリアルに描いていきましょう。

最後までありがとうございました^^

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この記事を書いた人

石井 大樹

大学アメフト時代に人間関係に苦しみ心から競技に集中できず、平凡な選手として引退。
「愛するスポーツを嫌いになって欲しくない」
「心から好きな競技に集中してほしい」
そんな思いから就職した会社を退職後、脳と心の仕組み、スポーツ科学を学ぶ。

現在はプロ〜学生アスリートまで、
“スポーツに本気で向き合うアスリート”を対象に最先端のスポーツメンタルコーチングを提供。

プロ入団、世界大会出場、リーグ昇格、アジア選手権入賞、全日本優勝などを選手と共に経験。
「情熱を注ぐスポーツに心の底から集中できるアスリートを増やすこと」がミッション。

「常に現場主義」をモットーに、アスリートと同じ温度感を共有し、支えることが信念。