子供のメンタルが弱いのは指導者のせい!?【子供のパフォーマンスを下げる4つの声かけ】
子供と接していて、メンタルが弱いなぁと感じることがある…どうしてなんだろうか?
こんな疑問に答えていきます。
「子供のメンタルが弱いと感じることがある」
やりたくない、もうやめたい、疲れた、飽きた、行きたくない…
子供と接している中でこういった言葉を耳にすることもありますよね。
もしかすると、あなたの接し方や声かけが子供をそういった方向に向かわせてしまっているかもしれません…。
そこで今回は、「子供のメンタルを弱くするパフォーマンスを下げる4つの声かけ」について解説していきます。
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこのサイトや各種SNSでも
「「結果にふさわしいメンタルをデザインする」」をコンセプトに情報を日々発信しています。
子供をメンタル面からサポートしたい…!
こんな風に思っていたら、ぜひ最後までご覧くださいm(_ _)m
指導者がやりがちな子供のメンタルを弱くする4つの声かけ
結論から伝えると、指導者がやりがちな子供のメンタルを弱くする声かけはこの4つです。
- 否定から始まる声かけ
- 他人と比較する声かけ
- 感情的な声かけ
- 過去の失敗を掘り起こす声かけ
ほとんどの指導者がこういった声かけを無意識のうちに使ってしまっています。
それが子供のメンタル、パフォーマンスに大きく影響します。
それでは具体的に解説していきます。
否定から始まる声かけ
1つ目は、「否定から始まる声かけ」です。
否定から始まる声かけをしてしまうことで…
- 子供の好奇心などの欲求にブレーキをかけてしまう
- 純粋に楽しむ気持ちが薄れやすい
さらに、行動や発言などに制限をかけられすぎると「自分は〜しちゃいけないんだ」と思い込んでしまうキッカケにも繋がりかねません。
そうすると、チャレンジしないようになってしまいます。
さらに、否定から始まる声かけが脳科学的にもパフォーマンスを低下させる原因になることがわかっています。
詳しくは別の記事でわかりやすく解説していますので、合わせてぜひご覧ください。
人と比較する声かけ
2つ目は、「人と比較する声かけ」です。
人と比較する声かけをしてしまうことで…
- 人の評価を軸に行動するようになってしまう
- 子供の自尊心を傷つける
人と比べることに慣れてしまうと、楽しいときも嬉しいときも人と比べてしまうので、常に相対的な幸せしか感じられなくなってしまいます。
特に、家庭内で兄弟で比較されるような環境が続くと、できる子ができない子を攻撃し始めるケースもあるので、かなり注意が必要です。
家族ですら、血が繋がっているとはいえ能力も容姿も価値観を全て違います。
比較をするならば、他人ではなく過去の自分と比較して、改善の道を指し示して行きましょう。
感情的な声かけ
3つ目は、「感情的な声かけ」です。
感情的な声かけをしてしまうことで…
- 恐怖で自己主張をしなくなってしまう
- 感情的になれば解決できると学習してしまう
感情的な大人は子供からすれば、ただただ恐怖ですよね。
そんなことが繰り返されることで、怒られないように行動するようになってしまいます。
そうすると、子供の自主性の成長機会がどんどん奪われます。
さらに感情的になることで相手を丸め込む大人を見て、「ああすれば解決できるんだ」と無意識に学習してしまうことにも繋がります。
一度、冷静になって伝える努力をしていきましょう。
過去の失敗を掘り起こす声かけ
4つ目は、「過去の失敗を掘り起こす声かけ」です。
過去の失敗を掘り起こす声かけをしてしまうことで…
- 無意識に失敗のイメージトレーニングをしてしまう
- 失敗を恐れるようになってしまう
こういった過去の失敗を掘り起こすような声かけは、あたかもその失敗を今してしまったかのような錯覚を子供に起こさせます。
そうすると、「自分は失敗ばかりしてしまう」と思い込むキッカケに繋がりかねません。
過去は過去、今は今です。
同じ失敗を繰り返しているということは裏を返せば、同じ失敗をさせてしまうような声かけをしている可能性があります。
言葉の伝え方や使い方を今一度、振り返ってみましょう。
指導者の言葉が子供のメンタルを強くも弱くもする
指導者である私たちの何気ない言葉が子供に与える影響は計り知れません。
だからこそ、メンタルが弱い子供はいないのです。
それも一つの個性であり、そこを活かすも殺すも指導者次第。
常に学び続け、自らをアップデートできる指導者でありたいですね!
この記事を読んだことで「日頃の自分の言葉や伝え方を振り返るキッカケ」になれば幸いです。
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「子供のメンタル」について下記の記事でいろんな角度から解説しているので、合わせて読むのがベストです。