興味を育て続けた先に“天職”がある
皆さんは「自分には何が向いているだろう?」と天職を探そうとしてませんか?
できるか・できないかの2択で考えてしまうと自分の心の声を無視することが増えてしまう。
自信がないという人ほど方法論に囚われがち。
だからこそ、
『やりたいか・やりたくないか』の2択で考えることをおすすめしてます🌿
具体的な方法論は後から考えればいい。まずは自分の気持ちを受け入れる
— 石井タイキ/スポーツメンタルコーチ (@senaka_push) May 11, 2021
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこの当サイトや各種SNSで
「結果にふさわしいメンタルをデザインする」をコンセプトに情報を日々発信しています^^
天職は探すものではなく“興味を育てた先”にあるもの
自分に向いてるものってなんだろう?自分に合っているものを探したい!
このように「自分に向いてるもの」を探す人を多く見てきました。
自分に向いているものは「天職・ライフワーク」とも言い換えることができます。
●天職とは
生涯にわたって続ける仕事、
一生かけて行う取り組み、
人生を捧げる事業、などの意味。
簡単に表現すると「最高に自分にぴったりなもの」とも言えます。
自分にぴったりなものがどこかにあるはずだ…!
多くの人はこのように、天職とは探し、見つけるものだと思っています。
しかし、それは大きな勘違いなんです…
天職とは「興味を育てた先にあるもの」なんです。
3つの段階を経て人は天職を手にする
まず人は「3つの段階」を経て天職を手にします。
- 最初は“個人的な興味”から始まる
- やがて“真剣に”取り組むようになる
- 誰かの役に立つという“目的を見出すようになる”
エキスパートと言われる人々は、この流れで成長していくことが科学的にわかっています。
スタートとなるのは「個人的な興味」
つまり、冒頭でもお伝えした「興味を育てること」が最終的に天職になっていくのです。
アメリカの教育心理学者 ベンジャミン・ブルームは
この3段階において、重要となるポイントは2つあると言います。
- 「楽しい」と思うことに興味を持ちやすい
- 個人的な興味が他の人の役に立つとわかるのはずっと後のことである
多くの人は、やりたいことなんてない・好きな気持ちだけじゃやっていけない、このように言います。
しかし、それは自分の持つ興味を発展させるまで深掘りできていなかったり、
それらを高め、人の役に立つとわかるまで工夫・継続できていないだけなのです。
だからこそ、天職とは「興味を育てた先にあるもの」なんです。
天職を見つけようとすると負のループにハマりやすい
- 何事も長続きしない
- 始めてはやめてを繰り返してしまう
- とにかく飽きっぽい
皆さんも一度はこういった方を身の回りで見かけたことはありませんか?
こういった人に多いのが、天職を見つけようとしてしまうパターンです。
先ほどもお伝えしたように、天職とは「興味を育てた先にあるもの」
自分の興味を育てる過程で、真剣に取り組み始め、それが人の役に立つと気付き、誰かに貢献できるようになっていくわけです。
そして、「育てる」というように、人それぞれ違いはあるものの、そこまで行き着くにはある程度の時間がかかります。
それが結果的に「天職」となるということ。
しかし、天職を見つけようとしてしまうことを言い換えると、
「向いてるかどうか」が判断軸になってしまうということ。
- 性格的に向いてそう
- 考え方的に向いてそう
- 今までやってきたことが活かせそう
こういった理由から、心から興味がないことに取り組むことになってしまいます。
向いてるかどうかではなく“興味を育てる延長線上”に天職がある
人はどうしても「得意なもの・求められるもの」に目がいきがちです。
しかし、本当に重要なのは「興味があるもの・それを発展させること」
だからこそ、「楽しい・好き」という気持ちを大切にして欲しいと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^