完璧主義と向き合うための心の在り方とは
皆さんは「ミスを許せない…完璧でないといけない…」そんな風に自分を縛り付けていませんか?
完璧主義と向き合う第一歩は“完璧とは何か”を知ること
ミスする自分を許せない…完璧じゃないと結果が出ない…
真剣に取り組んでいるからこそ、
完璧じゃない自分を許せず、褒められないアスリートが多いなと感じています。
自分を認められない…
ミスは許されない…
完璧じゃないと結果はついてこない…
そんな風に完璧主義を追い求め続けることで、競技人生はどうなっていくでしょうか?
だからこそ、「心の在り方」を今一度見直して欲しいのです。
そのために完璧主義と向き合う第一歩として、
「完璧とは何なのか?を知る」ということをオススメしています。
- 完璧とは何か?
- どんなものを完璧というのか?
私がアスリートと接する中で、よく言ってもらえる感想として、
「こんなにも深く掘り下げたことが今までに一度もなかった」
そう言ってもらえることがすごく多いです。
つまり、それくらい自分の中の問題を曖昧なままにしやすいということなんです。
そこで今回は、
「完璧主義と向き合うための心の在り方」
について綴ります。
完璧とは「欠点や不足がないこと」
「完璧」とは
欠点が全くないこと。
完全無欠で、優れているさま。
※日本国語大辞典 抜粋
完璧という言葉にはこのような意味があります。
これを皆さんの競技に当てはめて考えてみて下さい。
- 苦手が一切なく全てに優れている選手
- 絶対にミスをしない選手
- 今までに一度も失敗したことがない選手
そんな選手はいるでしょうか?
事実、そんな選手がいるかどうかはさて置き…
完璧とはこういう状態のことだということです。
完璧主義と向き合うために、
完璧とは何か?
ここを知ることから始まります。
完璧を目指すことと“不完全さ”を受け入れることは両立できる
完璧主義とは、簡単に言えば
「完璧以外を許せない」
という極端な捉え方になっていると言えます。
だからこそ、完璧主義について話をすると、
完璧主義は悪いもので、完璧を目指しちゃダメなんだ
このように思いがちです。
ここでもまた極端さが出ていることにお気付きでしょうか?
しかし、完璧を目指すこと自体は何も悪いことではないのです。
本当の問題は、完璧以外を許せないことなのです。
つまり、
- 完璧を目指すこと
- 不完全さを受け入れること
この一見、矛盾しているようにも見えるこの2つは両立することができるのです。
不完全だからこそ完璧を目指せる
本当の意味で完璧な人なんていません。
むしろ、不完全だからこそ完璧を目指せるとも言えます。
すでに完璧だとしたら、完璧を目指そうとはしませんよね。
そもそも、人間という生き物自体が不完全です。
不完全がゆえに、人間は他の動物にはない知能を獲得できたとも言えます。
“不完全さ”とは、弱さの象徴やマイナスな印象を持たれがちです。
しかし不完全だからこそ今よりも大きく成長できるということでもあるんです。
完璧主義と向き合うために“不完全さを受け入れること”
今回は、完璧主義をテーマにお話をしましたが、
今回の話に限らず、人はどうしても“極端に物事を捉えがち”です。
だからこそ、
自分の極端さに気付けた時、それは成長のチャンスかもしれません^^
- ミスを許せない…
- 完璧以外は意味がない…
そんな思いで苦しむアスリートの方にとって、参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!