描いた理想と違う現状にこそ予想外の成長がある
皆さんは、「描いた理想と現状のギャップ」に悲観的になっていませんか?
描いた理想と違う道のりを歩んでいることに悲観的になる必要はない。
今の道だからこそ得られるものがきっとある。
全ては捉え方次第で変わる。
辿る道は違っても、
大事なことを貫いていけば、頂上で繋がってる。— 石井タイキ/スポーツメンタルコーチ (@senaka_push) November 23, 2021
描いた理想と違う現状に悲観的になる必要はない
描いていた理想とは全く違う現状に落ち込んでしまう…
目標や夢、目指したい場所を見据えて努力しても、思い通りにいかないこともありますよね。
- この大会で優勝するつもりで努力してきた
- 今シーズンに照準を合わせて調整してきた
それでも、上手くいかない…
思い通りにならない…
描いていた計画、理想とは違う現状にぶつかることもあると思います。
しかし、理想とは違う現状は意味のないものなのでしょうか?
その経験から得られるものはゼロだと言い切れるでしょうか?
スポーツには基本的に「勝つか・負けるか」しかありません。
相手がいる以上、思い通りにならないことがほとんどです。
だからこそ、「全ては経験」だと学ぶ姿勢を持てたらどうでしょうか?
そこで今回は、
「描いた理想と違う現状にこそ予想外の発見がある」
について綴ります。
自分にとって「一番大事にしたいこと」は何か?
描いた理想の中では、
- どんな手段を用いて
- どんな行動をとり
- ○○という結果が生まれ
- 目的が達成される
というビジョンが頭の中でなんとなくでも見えていると思います。
しかしそれ通りになっていない現状がある…
そうなった時に、ぜひ考え直して欲しいことがあります。
それが、“自分にとって一番大事にしたいことは何か?”
私はよく、メンタルのことを「山登り」に例えてアスリートに話すことがあります。
日本で最も有名な山である「富士山」には4つのコースがあります。
そして、それぞれのコースには特徴があります。
- 頂上までの距離
- 傾斜
- 救護所の有無など
登山の難易度も分かれています。
では、もし自分に合っていないコースを登ったらどうなるでしょうか?
- 高山病
- ケガ
- 途中リタイア
- 最悪の場合、命に関わる可能性
実際に私も一度だけ遭難しかけたことがあります。
競技人生において、そうならないためにも
自分の心と向き合って、“自分にとって一番大事にしたいこと”を明確にしたいのです。
そして、富士山は4つのコース全て、頂上で繋がっています。
だからこそ、今自分が進んでいる道がもし理想と違ったとしても、
心から成し遂げたい、一番大事にしたいことを貫いて欲しいのです。
理想とは違う現状からも「経験・学び」を得ることができたら、
みなさんの未来にどんな素晴らしい影響があるでしょうか?
人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決まる
そして、実はこのような考え方もあります。
計画的偶発性理論💡
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提唱したキャリア論への考え方。
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるというもの。
この考え方で言えば、“8割が偶発によって決まる”わけです。
だからこそ、理想と違う現状に悲観的になって終わりではなく、
「現状だからこそ得られるもの・学べるものは何か?」
こういった視点を持って欲しいと思います。
人がコントロールできるのは、いつだって“自分自身のみ”です。
- この先どうなるか
- 何が待っているか
- どんな結果になるか
誰にもわかりませんし、コントロールできないことです。
だからこそ、悲観的になりすぎず、現状を活かす方へ集中して欲しいと思っています。
理想と違う現状だとしても成長した先に目標があることは変わらない
理想と違う現状だからこそ“得られるものは何か?”という視点を持つ
一言でまとめるならば、ここに集約されます。
理想と違う現状を受け入れるのは、最初は簡単じゃないかもしれません。
しかし、結局のところ「成長した先に目的地がある」ことには変わりません。
つまり、成長し続ける限り、目的地には確実に近付いていきます。
理想と違う現状に押し潰されそうになった時、「成長」という視点を思い出してください^^
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。