「最高のメンタル」で試合に臨む心の準備とは
自分自身の「試合前の最高のメンタル状態」を把握していますか?
自分の「試合の最高のメンタル状態」を把握する
最高のメンタルで試合に挑みたい!
そう思って試合に臨もうとしても
「試合前になるといつも通りじゃなくなる…」という悩みは、本当に多くのアスリートから相談されます。
私がいろんなアスリートと話をする中で
「最高のメンタル状態で試合に挑みたい!」と思いつつも
- 自分にとって「最高のメンタル状態」とは何か
- その状態とは、具体的にどんな自分なのか?
ここまで理解しているアスリートは本当にごくわずかです。
自分自身で「具体的な最高のメンタル状態」を理解していないのに
そのメンタル状態を再現できるでしょうか?
おそらく無理ですよね…。
理解していないものは再現できません。
だからこそ、自分自身の「最高のメンタル状態」を理解したいんです。
もしその状態を理解できたら、試合前までにどんな素晴らしい準備ができるでしょうか?
そこで今回は、私が実際にアスリートとのメンタルコーチングで行っている内容を少しだけご紹介したいと思います。
「最高のメンタル」で試合に臨む心の準備とはについて綴ります。
自分が実力発揮できるシチュエーションを具体化する
皆さんに質問です。
「試合前にどんなメンタルでいれば、試合で実力発揮できますか?」
これは人それぞれ、答えが違ってくると思います。
それこそ100人いれば、100通りの答えがあります。
だからこそ、これまでの競技人生を振り返ってみた時
- 絶好調でパフォーマンスを発揮した時は
- どんな試合状況で
- どんな心理状態で
- どんな体調で
発揮することが出来たのか?
という4つのポイントに分けて、過去の経験を振り返ることが非常に大切です。
ここから「最高のパフォーマンスを発揮するための共通点」を洗い出していきます。
この作業を事前にやっておくことで試合当日に「最高に近い状態」を再現することが出来ます。
コントロールできることだけに意識を向ける
過去の最高のパフォーマンスを振り返り共通点を洗い出すことで「最高の状態」を準備することができる
ということをお伝えしました。
さらにもう1点ポイントがあります。
それが「コントロールできることだけに意識を向ける」ということです。
- 天候
- 相手のミス
この2つはどう頑張っても自分ではコントロール出来ない部分です。
コントロール出来ないものに振り回されないためにも
自分自身でコントロールできることを事前にしっかり準備しておくことが重要です。
なので「最高のパフォーマンスの共通点」の中から、“コントロール出来ないこと”は取り除くことをおすすめしてます。
試合で力を発揮する「最高のメンタル」は選手の数だけ正解がある
私は「年間で150名以上のアスリート」の話を聞く機会があります。
その中で強く感じることは
アスリートは、“物事を極端に捉えやすい”ということです。
- ポジティブ=良いもの
- ネガティブ=悪いもの
本当にそう言い切れるでしょうか?
ポジティブで力を発揮する人がいるように、ネガティブで力を発揮する人もいます。
悲観的になりすぎて、いつも通りに出来ない人がいるように
楽観的すぎて慢心し、ミスを繰り返す人もいます。
結局、100人いれば100通りの正解があるように
アスリートの数だけ「最高のメンタル」の定義があります。
だからこそ大切なのは、自分が「力を発揮できる状態」を知ること。
- 自信がある=最高のメンタル?
- モチベーションが高い=最高のメンタル?
生まれも育ちも違うのが人間だからこそ
「自信」や「モチベーション」という言葉の意味も人それぞれ違います。
そんな表面的なものではなく、本質的に自分に合った状態を見つけ、実践することが大切です。
そのために「自分を知ること/自分の理解を深めること」
というのが本当に重要になってきます。
自分では気付けない、無意識の領域まで
自己理解を深めるためにスポーツメンタルコーチがいます。
一般化したものではなく、自分に合った方法で努力していけるアスリートが増えていってほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^