【競泳メンタル】池江璃花子選手から学ぶ、『困難を受け入れる』心の強さ

  • 小学生で全国優勝を経験
  • 高校1年時で9種目の日本記録保持者となる
  • 高校3年時には日本人初アジア競技大会6冠を達成

そんな幼い頃から、競泳の世界で輝かしい結果を出し続けてきた池江璃花子選手。

2020年東京オリンピックでの活躍も期待される中で、池江選手にある出来事が起こります。

「白血病」と診断され、競泳から離れることに。

しかしその後、約1年の闘病生活を乗り越え、なんと2021年東京オリンピックに日本代表として出場。

命の危機を乗り越え、再び世界で活躍している池江選手が「あること」を大切にしていました。

大きな困難を乗り越えた、池江選手がどんなことを大切にしていたかを解説していきます。

【未来は自分で変えていける】困難を受け入れる心の強さ

私はスポーツメンタルコーチとして学生〜アマチュア、プロアスリートまで、

競技に本気で打ち込むアスリートのメンタルをサポートしています。

その中で、こういった相談をよくもらうことがあります。

  • いつも通りにプレーできない…
  • 試合になると全然ダメ…
  • もうこの試合は勝てないな…
  • ここから巻き返すのはもう無理

いつも通りにプレーできない、その結果投げやりになり、諦めてしまう…。

そんな悩みの相談をアスリートから直接受けてきました。

「上手くいかない現実」に対して「もうダメだ…という感情」が紐付いているケースが多いです。

このように、特定の出来事に対して、特定の感情や行動がセットになっていることを

心理学では「条件刺激・条件反射」と言います。

では、もし上手くいかない現実を「心から受け入れること」ができたら、どんな変化が起こるでしょうか?

世界を舞台に大活躍している池江選手はこのように語っています。

“もう一度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。”
“練習でみんなに追いつけない。悔しい。そういう思いも含めて、前に進む力になっています。”
“ネガティブに捉えないで、もう『これこそが自分の人生だ』っていうふうに、捉えるようにしたら、すごく気持ちも楽になった”

抜粋:https://www3.nhk.or.jp/news/special/2020news/special/article_20210121_01.html

この言葉からも、池江選手が困難を受け入れる心の強さが感じ取れます。

では、「困難を受け入れること」が、どう競技に繋がるのか?

この部分に関してお伝えしていきます。

【ポジティブな諦め】受け入れるから前に進める

困難を受け入れた上で、それを乗り越えてまた競泳の舞台に戻ってきた池江選手

実はこの「困難を受け入れる」ということが非常に大きなポイントになります。

心理学では「自己受容」とも言います。

💡「自己受容」とは
ありのままの自己を受け入れること
自分自身を、好ましい面も好ましくない面も含めて受け容れること
引用:南九州大学人間発達研究

実は多くのアスリートが困難にぶつかった時にやりがちなのが、

  • 自分は大丈夫
  • できる!できる!

このように自分に言い聞かせることなんです。

みなさんも、一度はこのように自分に言い聞かせた経験がきっとあるはずです。

このように自分を肯定することで、困難にぶつかった自分を何とかして保とうとします。

この時、「大丈夫だ」と言い聞かせることで「大丈夫」と思えればいいのですが、

本当に「どうしようもない困難」にぶつかった時、

  • 大丈夫じゃないかもしれない…
  • どうにもならない…

そう思ってしまった時、どうなるでしょうか?

心の底ではどうしようもないと思ってるのに、

頭で自分を肯定しようとすることは、言い換えれば「自分に嘘をついているようなもの」です。

本当の気持ちに嘘をついてたら、どんな未来になるでしょうか?

だからこそ困難を受け入れることが重要になってきます。

そのために大切になってくるのがポジティブな諦めです。

他の言葉で言い換えると、「割り切る」と表現してもいいかもしれません。

どうにもならないことを、どうにかしようとするから苦しくなります。

ポジティブな諦め」とは、

  • どうにもならないこと
  • どうにかできること

この2つを整理した上で、どうにもならないことは諦めること。

そうすることで、「どうにかできること」に心から集中していくことができます。

受け入れるために「客観的に自分を見つめ直す」

困難を受け入れるためには、ポジティブな諦めによって、どうにかできることに集中することが重要。

ということをお伝えしてきました。

つまり、「ありのままの自分」を受け入れることがスタートラインということです。

良い面も悪い面も、どちらも自分であり、両方があって自分なんです。

だからこそ、ありのままの自分を受け入れるためには

  • 嫌な自分/認めたくない自分
  • 良い自分/頑張ってる自分

この両方を客観的に見つめ直すことが必要不可欠になってきます。

良い部分と悪い部分、両方の自分を客観的に見つめ直せたら、どんな変化があるでしょうか?

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!