他人と比較ばかりしてしまう時の心の在り方
皆さんは「他人との比較」にばかり目を向けていませんか?
先日、とある競技をしている方とのコーチング中に出てきた一言。
「スポーツに終わりはない、終わりがないから人と比べる意味ってないですね」
対戦相手がいたとしても、どんな競技も最後の最後は自分との戦いに集約されていく。
この言葉を聞いてそんな風に思いました。
— 石井タイキ/スポーツメンタルコーチ (@senaka_push) April 7, 2022
他人と比較をしても目標へ近付いていくわけじゃない
他の人と比べたら自分は…
本気で競技に取り組んでいるからこそ、他人との比較をしてしまう瞬間があると思います。
- あの人と比べたら自分はダメだ
- この人と比べたら自分はまだ出来ている方
他人と比較してしまうのが人間です。
しかし、他人と比較し続けることでどんな未来になるか想像したことはありますか?
先日、とある競技の選手にメンタルコーチングをした時の話です。
その選手も「他の選手に比べて自分は出来ていない、足りないことが多すぎる」と悩みを打ち明けてくれました。
話を掘り下げていく先にあったものは「他人との比較」です。
競技である以上、他のライバルを見てしまうこともあるでしょう。
しかし、「他人との比較」の中だけで自分を見ている限り、目標に近付いていくことはできません。
そこで今回は「他人と比較ばかりしてしまう時の心の在り方」という内容を綴ります。
他人との比較して得られるのは劣等感か偽りの安心感か
皆さんは、「他人との比較で得られるものは何か?」
このように、自分の内面と向き合って考えたことはありますか?
他人との比較で得られるものは大きく分けて2つに分けられます。
この2つが得られたところで、皆さんが達成したい目標に近付くことはできるでしょうか?
- 「劣等感」を持ち続けたら、競技への気持ちはどうなりそうですか?
- 人より優れていると思い続けたら、向上心や成長意欲はどうなってしまいそうですか?
全く同じ人間がいないように、前提条件が異なるにも関わらず比較できるのでしょうか?
自分が人より優れていたとしても、それは現時点の話であり、今後の未来はそうとは限りません。
他人と比較してしまう自分を否定する前に、「まずは自分の内面と向き合うこと」がスタートラインです。
今の自分を超え続けた先に目標がある
確かに、競技として誰かと競う以上は対戦相手は存在します。
だからこそ、ライバルと比較することもあるでしょう。
しかし結局のところ、目標を達成するには「今の自分」を超え続けていく必要があります。
だからこそ、そこで考えてみて欲しいのです。
今の自分を超えていくのに、他人は関係あるでしょうか?
そう考えてみると、他人と比較することにメリットはあるでしょうか?
他人との比較をやめた時、初めて自分と向き合える
最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
俺の敵は、だいたい俺です。
これは、「宇宙兄弟」というマンガの主人公、南波六太のセリフです。
- 他人との比較ではなく過去/今の自分との比較
- 周りを気にするよりベストを尽くすことに集中する
心の底からこのように思うことができたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^
画像引用:宇宙兄弟official web