多くのチャレンジによって「好き」が見つかる
「自分の好きなこと、やりたいことが見えない…」そんな思いを抱えてませんか?
多くのチャレンジによって進みたい方向が見える
自分が好きなことってなんだろう…進みたい方向ってどっちだろう…
真剣に競技に取り組んでいるからこそ、一度はこんな悩みを感じたことがあると思います。
そして、そんな悩みを抱えている時ほど、
- 自分の好きなことってなんだろう?
- 自分の得意なことってなんだろう?
- 自分の進みたい方向性ってどこだろう?
このように自分の中から答えを導き出そうとしがちです。
しかし、多くの人がそれでも答えが出てこないまま悩み続けてしまっている傾向があります。
実際にそういった相談をアスリートから受けることも多々あります。
では、どうして自分に問いかけても答えが出てこないのでしょうか?
私自身、現役時代に自分の競技者としての在り方について悩んだ経験があります。
どんな選手でありたいのか、どういったプレースタイルが向いているのか…悩むだけ悩んで答えは出てきませんでした。
そんな過去を持つ私ですが、現在ではプロスポーツメンタルコーチとして様々な競技のアスリートを支える中で分かってきたことがあります。
もしかすると、答えが出ない原因は「チャレンジ不足」にあるかもしれません。
そこで今回は、「多くのチャレンジによって「好き」が見つかる」について綴ります。
自分の方向性や「好き」は一発で見つかる方が少ない
「好きなこと・方向性」、言い換えれば「興味・関心」とも言えます。
「好きなことや方向性を見つけてる人」は最初からそういったものを持っているんだ
そういう印象を持たれがちです。
しかしそれは「大きな勘違い」です。
なぜなら「興味・関心(好きなこと/方向性)」というのは、
- 自分の内側を観察し、自分の中から見つけるもの(△)
- 外界との交流の中から見つかるもの(◯)
このような流れで見つかっていくことが多いからです。
つまり、言い換えれば「興味・関心」とは「多くのチャレンジ」によって見つかっていくということなんです。
「興味・関心」を早々に見つけた人と、そうでない人の違いは、
- 1回目のチャレンジで「興味・関心」と出会えた
- 100回目のチャレンジで「興味・関心」と出会えた
その違いだけなんです。
「好き」は自分のパフォーマンスを最大化させる
「多くのチャレンジ」によって「好きなこと・方向性」が見つかる。
そして、実は「好きなこと・方向性」を見つけることで、パフォーマンスが最大化されることも科学的にわかっています。
「GRIT やり抜く力」という書籍で有名な心理学者アンジェラダックワース氏も著書の中で次のように語っています。
💡「好きなこと・方向性」の影響力
・自分の興味に合った仕事をすること
・自分のやっている仕事を面白いと感じること
これらが仕事のパフォーマンスを最大限に高める
ここからもわかるように「チャレンジ」がポジティブな変化を起こすための起点となっていきます^^
多くのチャレンジを支えるのは「最初の一歩」
最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
何か新しいことを始めるために最初の一歩を踏み出すこと。
たとえ、それがうまくいかなくても、トライし続けること。
これは、2022年北京オリンピックスピードスケート500mで金メダルを獲得した「エリン・ジャクソン選手」の言葉です。
- 最初の一歩を踏み出すこと
- チャレンジし続けること
心の底からこのように取り組むことができたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^