「練習では完璧なのに…」を変える“準備の質”とは?|試合で実力を出す選手の習慣

こんにちは!
常に現場主義」を掲げ、アスリートのメンタルを支えています。
スポーツメンタルコーチの石井大樹です。

  • 「練習ではミスなくできるのに、試合本番になると何かが噛み合わない…」
  • 「本当はもっとできるはずなのに…」

そんな悔しさを感じたことはありませんか?

現場でアスリートをサポートしていて感じるのは、
私がこれまでサポートしてきた選手で約8割以上の選手が、

練習での質と試合本番での質の差

について悩みを抱えているという事実です。

その中で、

  • 試合本番になると実力が出せない選手
  • 試合本番で実力が出せる選手

この選手たちの決定的な違いとは一体何か?

気になりませんか?

実はそれが「準備の質」の徹底になります。

本番で実力を発揮できる選手ほど、
技術を磨くだけでなく、「準備の質」を徹底しているんです。

そこで今回は、練習でできることを試合でも出せる選手がやっている、
“メンタルの準備”の具体的な考え方をお伝えします!

「できるはず」が出ないのは準備の差

多くの選手が「試合で力を出せなかった」とき、

  • スキルの不足
  • フィジカルの不足

この2つの要素だと考えがちです。

でも実際には、そうでないことがほとんどです。

なぜなら、練習ではできているからです。

つまり、本番で差を分けるのは“準備の質”なんです。

逆に言えば、

  • 同じくらいのスキルレベル
  • 同じくらいのフィジカルレベル

でも、試合で結果を残せる選手には、共通点があります。

それが、

「起こり得る状況を先に“予測”し、頭の中で“リハーサル”している」

という点です。

“予測”と“リハーサル”で不安を力に変える

試合本番で力を発揮できるアスリートほど、

  • 予測
  • リハーサル

この2つをうまく使いこなしています。

では、予測とリハーサルをどう扱えるといいのか?

詳しくお伝えしたいと思います!

① 起こりそうな場面を具体的に予測する

例えば、こんな問いかけをしてみてください。

  • 試合でどんな状況が一番不安か?
  • 相手がこうきたら、自分はどうする?
  • もしミスしたら、次に何を意識する?

このように、試合でありがちな想定外を、
“事前に想定内”にしておくことで、心の余裕を生み出すことができます。

もし仮に事前に「失敗する」とわかっていたとしたら、

どのようにその失敗に備えることができるでしょうか?

② 頭の中でリハーサルしておく

想定外のことを、“事前に想定”できたら、

試合の前日にでもいいので、深呼吸をして目を閉じます。

そして「自分がその場でどう動くか」を映像で頭の中で流してみてください。

これを「メンタル・リハーサル」と言います。

人の脳は、実際のプレーとイメージのプレーを、

ほぼ同じように認識する”と言われています。

レモンや梅干しを想像するだけで、唾液が出てくるのを感じた経験はありませんか?

実はその現象と同じで、そのくらいイメージが現実に体に与える影響は大きいということなんです。

もし、事前に頭の中で自分の動きを確認し、整理することができていたら、

どんな状態で試合本番に臨めそうですか?

準備の質が“試合の自分”を決める

同じくらいのスキルレベル。
同じくらいのフィジカルレベル。

にも関わらず、練習ではできるのに、試合ではできない。

その差は、

  • 起こり得る状況をどれだけ予測していたか
  • 本番の自分を頭の中で何度プレーさせたか

によって埋めていけるんです。

だからこそ、本番で力を出す選手は、“予測”と“リハーサル”を味方にして、

心の余裕を生み出す、ひいてはそれがハイパフォーマンスに繋がっているんです。

そして、これまでにお伝えした方法は、

才能ではなく、誰でもできる“準備”です。

ぜひ参考にしてみてください^^

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この記事を書いた人

石井 大樹

大学アメフト時代に人間関係に苦しみ心から競技に集中できず、平凡な選手として引退。
「愛するスポーツを嫌いになって欲しくない」
「心から好きな競技に集中してほしい」
そんな思いから就職した会社を退職後、脳と心の仕組み、スポーツ科学を学ぶ。

現在はプロ〜学生アスリートまで、
“スポーツに本気で向き合うアスリート”を対象に最先端のスポーツメンタルコーチングを提供。

プロ入団、世界大会出場、リーグ昇格、アジア選手権入賞、全日本優勝などを選手と共に経験。
「情熱を注ぐスポーツに心の底から集中できるアスリートを増やすこと」がミッション。

「常に現場主義」をモットーに、アスリートと同じ温度感を共有し、支えることが信念。