「自信がないのは短所」だと言い切れない2つの理由とは?
自分の短所は「自信がない」ところだと思ってます…
こんな心配を解決に導きます。
突然ですが、「あなたの長所と短所を教えてください!」
と聞かれたときに、長所と短所のどちらが先に思い浮かびましたか?
ほとんどの人が「短所」が先に思い浮かんでしまったのではないでしょうか。
私自身、過去には自分の短所やコンプレックスばかり気にして「自分には長所はない」と思い込んでいました。
人って「短所」や「できないこと」にとても敏感ですよね。
そこで今回は、“「自信がない」=短所”とは言い切れない2つの理由を解説していきます。
あなたが短所だと思っていることは果たして本当に短所だと言えるの?
ということをお伝えしていきます。
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこのサイトや各種SNSでも
「「結果にふさわしいメンタルをデザインする」」をコンセプトに情報を日々発信しています。
自分の短所は「自信がない」ところなんです…
と少しでも思っている方はぜひご自分に当てはめながら最後までご覧ください。
お手元に、
- メモ用紙などの紙
- 鉛筆またはペン
を用意して内容に沿って書き出しながら読み進めるとさらに自分への理解が深まるのでおすすめです。
「自信がない」という短所に隠れた2つの長所
「自信がない」という言葉は短所や欠点のようなイメージがありますよね。
しかし、「自信がない」という言葉には隠された2つの長所があるんです。
短所に長所が隠れてる?どういうこと…?
こんな風に思う人もいると思うので、わかりやすく解説していきます。
自分を疑うことができる
「自信がない」という言葉は「自分を信じられない」と書きますよね。
つまり、「自分を疑うことができる」ということです。
自分を疑うことができるとは、どういうことか?
- 疑い続けることで常に新しい観点へのアンテナが強い
- もっと良い策があるのではないかと思考を巡らせられる
- 疑うことで選択を間違えても修正が効く
このようなメリットがあります。
こんな風に考えると、自分を疑えることは長所と言えますよね。
「自信がない」の裏にはこんな素晴らしい長所が隠れているんです。
自分にはないものを持つ相手を尊敬できる
「自信がない」ということは、「自分には何かが欠けている」と感じる瞬間のことでもあります。
自分にはできないことをやってのける…すごいなぁ…
このように純粋に相手を尊敬することができるとも捉えられます。
自分に足りないことを認識し、受け入れ、相手をリスペクトできたとき人は成長することができます。
このように考えると、自分にないものを持つ相手を尊敬できることは立派な長所と言えます。
ここで一つ、手元の紙とペンを使って、ワークを行ってみましょう!
あなたの周りにいる「自分より優れていると思う人」の名前と尊敬しているところを5つ書き出してください。
- 自分より優れたところを持つ人を思い浮かべる(複数人可)
- その人のどんなところを尊敬しているかを書き出す
このワークをやることで、あなたが自分に足りないと思っているところや他人のリスペクトしている点を明確にできるので、自己成長スピードを加速させることができます。
「自信がない」のを短所にするも長所にするも自分次第
あなたは「自信がない」という部分を短所だと思っているかもしれませんが、それは捉え方次第です。
- 自信がない→自分を疑うことができる
- 自信がない→自分にはないものを持つ相手を尊敬できる
ただの短所で終わらせるのか、このようにポジティブに捉え長所に置き換えるのか、どうするかはあなた次第です。
だからこそ、短所に隠れた長所をいかに見つけ出すかがポイントになります。
人は短所に目がいきがち
あなたは上の画像を見たとき、真っ先に感じたことはなんですか?
- 欠けたリンゴ
- リンゴの個数
ここで大切なのは、①に注目してしまったことを改善することではなく、「人は短所に目がいきがち」ということを受け入れるということです。
さらに自分のことになればなるほど、人は自分の長所に気付きにくくなります。
だからこそ、欠けたリンゴに注目してしまった自分を受け入れ、その上で…
片方のリンゴは欠けているけど、2つもリンゴがあるね!
と感じ、伝えることが大切です。
どんな短所にも必ず長所は隠れている
上記の例のように、必ずどんな短所にも長所は隠れています。
ただ、みんな気付いていないだけなのです。
- 自分の短所にはどんな長所が隠れているか?
- ネガティブな出来事にはどんなポジティブが隠れているか?
このように違う視点で探そうとすることが大切です。
この違う視点で物事を捉えようとすることを「リフレーミング」といいます。
リフレーミングを習得することで、今まで気付かなかったような自分の長所に気付くことができるかもしれません。
リフレーミングについては別の記事でわかりやすく解説していますので、合わせて読むことでさらに理解を深めることができますのでぜひご覧ください。
「自信がない」という短所を受け入れることが大切
自分は「自信がない」ということを短所だと思っているんだ。
と、受け入れることから全ては始まります。
- できない自分
- 嫌な自分
- 否定したい自分
どこまでいっても全部あなたです。
一見、短所に見える部分にあなたの輝く長所が隠れていることに気付くと、自分自身の新しい一面に気付くことができます。
この記事を読むことで「自分の短所と向き合うキッカケ」になれば嬉しいです。
「自信がない」という感情について下記の記事で順序立てて解説しているので、合わせて読むのがベストです。