【緊張をほぐす必要はない】「緊張」と上手く付き合う方法
いつも緊張してしまう…緊張をほぐしたい!
こんな悩みを違う視点から解説していきます。
「緊張をほぐしたい」
誰もが生きる中で、一度は考えたことがあるかと思います。
もちろん私自身も、試合の大切な場面で緊張してしまって、普段のパフォーマンスを発揮できなかったことが多くありました。
だからこそ、緊張したときに緊張を「ほぐす」ことができればいいなと思いますよね。
しかし、私は「緊張はほぐす必要はない」と伝えています。
そこで今回は、「緊張と上手く付き合うための考え方・方法」を解説していきます。
普段、メンタルコーチとして活動している私はこのサイトや各種SNSでも
「「結果にふさわしいメンタルをデザインする」」をコンセプトに情報を日々発信しています。
「緊張」と上手く付き合っていけるようになりたい…!
少しでもこのように思っていたら、ぜひ最後までお付き合い下さいm(__)m
緊張をほぐす必要はないと伝える2つの理由
緊張をほぐす必要はないと伝える理由は下記の2つ。
- 緊張をほぐすのは対症療法にしか過ぎない
- 緊張は悪いものではない
逆に、緊張を楽しむことができたら、あなたのパフォーマンスはどう変化するでしょうか?
対症療法にしか過ぎない
そもそも対症療法の意味とは…
- 病気やケガの原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行う療法である。
これを緊張に置き換えてみると、その場で起きた「緊張」をほぐすことが出来たとしても、また同じような場面で緊張してしまったらパフォーマンスが発揮できないということ。
これでは、根本的解決にはなりません。
大切なのは、「緊張することでパフォーマンスに制限がかかる現状の解決」です。
つまり、「緊張」していたとしてもパフォーマンスが発揮できるような状態であればいいということ。
そして、このパフォーマンスにブレーキをかけているのはあなたが持つ「思い込み(セルフイメージ)」です。
緊張は悪いものではない
上記でも一部、お伝えしましたが…
大切なのは「緊張することでパフォーマンスに制限がかかる現状の解決」であり、極論「緊張」していたとしてもパフォーマンスが発揮できるような状態であればいい
つまり、「緊張」自体が悪いものではなく、パフォーマンスに制限がかかることが良くないことですよね。
さらに、「緊張」が悪いものではないということは科学的にも証明されています。
これは、心拍数や緊張状態に陥った時に脳内から分泌されるノルアドレナリンの放出量と脳機能の相関グラフです。
このグラフから分かることは「適度な緊張がパフォーマンスを引き出す」ということ。
つまり、「緊張=悪いもの」ではないということですね。
緊張をほぐすより、緊張を味方に付ける
「緊張」することそのものは別に悪いことじゃなくて、大切なのは緊張によってパフォーマンスが制限されるという問題を解決すること!
ということを上記の解説で分かって頂けたと思います。
つまり、本当に重要なのは…
- 緊張をほぐす(△)
- 緊張を味方に付ける(○)
そのために大切な2つのポイントをお伝えしていきます。
適度な緊張感をキープするために「呼吸」をマスターしよう
全く緊張していないリラックス状態でも、ガッチガチになっている過度な緊張状態も、どちらもパフォーマンスを発揮しにくい状態
というのを上記でも説明しました。
多くの人が過度な緊張状態になってしまうことが多いと思いますが、その中で有効なのが「呼吸」です。
呼吸によって心拍数を自分でコントロールすることができれば、緊張状態を適度なレベルにキープすることが出来ます。
だからこそ、「呼吸」はメンタルにも大きな影響を与えます。
さらに詳しく知りたい方は、メンタルを整えるための5つの習慣をぜひご覧下さい。
「緊張しないように」がパフォーマンスを下げる
緊張状態をどうにかしようと考えれば考えるほど…
緊張しないように…!
と考えてしまいますよね。
しかし、この状態こそが余計に過度な緊張状態を促してしまいます。
緊張しているときこそ…
今日も良い天気だな〜!
くらいがちょうど良いのかもしれません。笑
さらに詳しく知りたい方は、緊張してしまう理由を科学的に解説をどうぞご覧下さい。
緊張と上手く付き合う一番の方法は、本番までの準備の質を高めること
色々とお伝えしてきましたが、緊張と上手く付き合う方法は「準備の質を高めること」です。
本番直前になって、できることなんてものは限られています。
だからこそ、「いかに準備の質を高め、本番に挑むか」が大切です。
そのために、自分自身がパフォーマンスにブレーキをかけてしまう理由を見つけ、本質的に解決していくことが重要です。
「緊張」を楽しみ、「緊張」を味方に付けることが出来たら、どんな状態で本番に臨むことができると思いますか?