メンタル面から考える“折れない強いチームの作り方”とは
強いチーム・組織はどうやって作っていけばいいのだろう?
このような疑問にお答えしていきます。
「強いチーム・組織の作り方」
あなたがチームのキャプテン/副キャプテン、会社のリーダーなどで部下がいれば気になる点だと思います。
どうすれば強いチームは作れるのか?
強いチームを作る上で大切なことはなんなのか?
私自身も今ではサポート側ですが、現役時代はチームの副将としてチーム運営にも携わっていましたが、結果が上手く出ず本当に悩みました。
- 強いチームと自分たちの違いは一体なんなんだ…
- どうすれば強いチームになれるのか…
ずっと考え続けていました。
そこで今回は、「メンタル面から考える折れない強いチームの作り方」について解説していきます。
みんなが支え合うのがチーム。
たしかにそう。
しかし、分解していけばチームも個人。
チーム一人ひとりが「圧倒的個人」を持っている組織は強い。
誰かが誰かに寄りかからず、
誰もが周りを慮る。
そんなチームだからこそ本当の意味で支え合える。
チームワークと馴れ合いは別物。
— 石井タイキ@背中押し屋 (@senaka_push) October 17, 2019
スポーツメンタルコーチとして活動している私はこのサイトや各種SNSでも
「「結果にふさわしいメンタルをデザインする」」をコンセプトに情報を日々発信しています。
強いチームを作っていきたい…!
少しでもこのように思っていたら、ぜひ最後までお付き合い下さいm(__)m
お手元に…
- メモ用紙などの紙
- 鉛筆またはペン
- スマホなどのメモアプリ
を用意して内容に沿って書き出しながら読み進めるとさらに自分への理解が深まるのでおすすめです。
強いチームの作り方において重要な3つのポイント
強いチームの作り方において重要な3つのポイントは…
- 明確な目標を共有する
- 目標を達成することで得られるメリットを考える
- 「いきなり上手くいくことはない」ということを知っておく
この3つを意識し徹底できているチームは結束力、行動力など高い水準にあります。
この3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
明確な目標を共有する
最初に質問です。
考えてみると、すごく当たり前のことですよね。
より多い人数で同じ場所を目指した方がより遠くへ、行きたい場所へ早くたどり着けます。
これはチーム作りでも全く同じことがいえます。
明確な目標が共有できていないということは…
- どこへ向かえばいいのかわかっていない状態で船を漕いでいる
- 本来のパフォーマンスが出せていない(努力の方向性が絞れていない)
ということです。
だからこそ、「明確な目標を共有する」ことがとても大切になります。
目標を達成することで得られるメリットを考える
これまで考えたことがある人の方が少ないと思います。
チーム運営に苦しんだ当時の私は一度も考えたことがなかったです。
この問いかけを大切にすることで…
- 自分が目標を目指す理由を内発的動機と紐付けられる
- “やらされる”から“やりたい”に変換していける
- チームパフォーマンスが高まる
自分の内面の成長に目を向けることで人間的に成長していけます。
人間的成長を大切にすることで、チームレベルがぐんと高まります。
「いきなり上手くいくことはない」ということを知っておく
チームや組織が最初から上手くいくことはありません。
もし仮にあったとしても、それは一時的なもので必ず問題にぶつかります。
私はチーム向けにコーチングにも行なっていますが、その際に使う考え方の一つがこの「タックマンモデル」です。
上記の画像の通り、タックマンモデルでは、チームは4つの段階を踏んで成長していくと言われています。
つまり、「上手くいかない時期もチームに必要な時間」ということです。
もし、チームが上手くいかない時に「上手くいかない期間もチームがレベルアップするために必要な時間」だと思えたら、チームにはどんな成長があるでしょうか?
強いチームを作る前に意識すべき2つのポイント
明確な目標の共有、目標達成することで得られるメリット、チームの成長には段階がある。この3つが強いチームを作る上で重要なポイントということです。
ここからは、強いチームを作る前に意識すべきポイントを2つ紹介していきます。
この2つのポイントを押さえておくことで、上記でも説明した「チーム作りにおいて重要な3つのポイント」を最大限に活かすことができます。
それでは、一つずつわかりやすく解説していきます。
メンバーとの信頼関係
一つ目のポイントは、メンバーとの信頼関係です。
これは基本的なことかもしれませんが、だからこそ一番大切なことです。
チームでコーチングしていてよくある勘違いが、「正しいことであれば、必ず相手に伝わる」というものです。
相手との信頼関係がなければ、いくら正しく、相手のためを思った発言でも相手の心には届きません。
だからこそ、何よりもまず信頼関係を大切にすることが強いチーム作りの基礎です。
チームのためを考え抜くこと
二つ目のポイントは、チームのためを考え抜くことです。
すごくシンプルなことです。
よくある思いこみが「“チームのため”を考える=“自分のため”という考えを捨てる」という思い込みです。
実は、チームのためを考え抜くことは自分のためにもなるのです。
つまりチームのためを考え抜くことで、自分自身のスキルアップがチームに貢献することに繋がります。
そういったチームのためを考え抜く姿勢がより強い信頼関係を形成することにもつながります。
強いチーム作りの土台は「人間性」
これまで様々なことを伝えてきましたが、何よりも伝えたいことは「人間性が大切」ということ。
個人の人間性の成長なくして、チームの成長はありません。
チームが信頼し合い、お互いをリスペクトできる関係であるチームなることができたら、いかがでしょうか?
ぜひ参考までに。