【プレッシャーは悪じゃない】試合のプレッシャーとの付き合い方
「プレッシャーに弱くていつも通りのパフォーマンスを出せない…プレッシャーに弱い自分を変えたい…」そんな思いを抱えてませんか?
試合へのプレッシャーは捉え方次第でパフォーマンスを引き出す
いつもプレッシャーに弱くて試合で力を出しきれない…プレッシャーを感じなくなったいいのに…
本気で競技と向き合ってるからこそ、「試合へのプレッシャー」について悩むことがあると思います。
実際に私がサポートしている選手でも
「プレッシャーがかかる場面でどうしても思うようにプレーできなくなる…」
そんな悩みを抱えている選手がいました。
プレッシャーについて悩みを抱えている選手ほど
- 本番でいつも通りの力を出しきれない
- 試合でミスをしたらどうしよう…
- プレッシャーを感じてしまうと上手くいく気がしない…
具体的に掘り下げてみると、こういった気持ちを抱えていることが多いです。
では、どうして同じ舞台で戦うアスリートでも
- プレッシャーの中で活躍できる選手
- プレッシャーの中で力を出し切れない選手
ここまで変わってくるのでしょうか?
実はそれが「プレッシャーをどう捉えているか」の違いなんです。
私自身、現役時代にプレッシャーに押し潰され、自分のミスで試合に負けた経験があります。
そんな過去を持つ私ですが、現在ではプロスポーツメンタルコーチとして様々な競技のアスリートを支える中で分かってきたことがあります。
そこで今回は、「試合のプレッシャーの捉え方と付き合う方法」について綴ります。
本質的な問題は「プレッシャーを感じること」ではない
多くのアスリートがプレッシャーを感じることに対して悪いイメージを持っています。
言い換えれば、「プレッシャーがかかる場面では力を発揮できない」と思っています。
だからこそ、多くのアスリートの認識では「プレッシャー=悪いもの」という捉え方です。
しかし、本当に“プレッシャーを感じることが問題”なのでしょうか?
- 「プレッシャーを感じてしまうこと」
- 「プレッシャーによって力が発揮できないこと」
皆さんの「本当の悩み」はどちらですか?
というのも、先ほども伝えたように多くのアスリートは
「プレッシャーがかかるといつも通りにプレーできない…」
このような思い込みを持っていることが多いです。
では、もし仮に“プレッシャーを感じていたとしても”
いつも通りの力を発揮できるとしたらどうですか?
おそらく「プレッシャーについて悩まない」ですよね。
だからこそ、プレッシャーそのものが悪いのではなく
「プレッシャーに対する捉え方の問題」なんです。
プレッシャーを力に変える「逆U字仮説」
プレッシャーそのものが悪いのではなく、あくまでプレッシャーへの捉え方に問題があり、それがパフォーマンスに影響を与えているということ!
ということをお伝えしてきました。
さらに、実はプレッシャーは使い方によっては「能力を引き出す」ことにも繋がるんです。
- ゾーン
- フロー
こういったものが適度なプレッシャー(緊張とリラックスのバランス)によって生み出される理想の心理状態です。
スポーツメンタルコーチとして実際に現場でアスリートを支えているからこそ強く感じることがあります。
それが「心と体は強く結びついている」ということです。
プレッシャーによって体がガチガチになるのも力は発揮できないし、
緊張感が無さすぎて心ここに在らず状態でも力は発揮できない。
つまり、適度なプレッシャー(緊張感)こそがパフォーマンスを最大限に引き出すということなんです。
だからこそ、改めて「プレッシャーは悪いものではない」のです。
大切なのは「プレッシャーへの捉え方(思い込み)」なんです。
試合のプレッシャーと上手く付き合うには「自己理解」が重要
- 自分がどんな時にプレッシャーを感じるのか?
- どんな状況ならいつも通りにできるのか?
そういった「自分への理解度を高める」ことがすごく大切です。
知らない・わからないことに対策はできません。
自分を深く知るからこそ、問題に対して対処していけます。
それでは、最後にある言葉をご紹介して終わりたいと思います。
プレッシャーがかかればかかるほど、自分は力を発揮できる
これは、ワールドカップに3大会連続で出場しており、
日本代表としても史上2番目に多い136試合に出場している「長友佑都 選手」の言葉です。
- プレッシャー=力を引き出してくれるもの
- プレッシャーがあるから力を発揮できる
心の底からこのように思えたら、どんな素晴らしい変化があるでしょうか?
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました^^