【パーソナルスペースを読み取れ!】相手と上手く距離を縮める方法5選
この人と仲良くなりたい!
でもどうやって仲良くなれば…
一度は感じたことのある悩みだと思います。
メンタルコーチである私はクライアントとの信頼関係が1番大切です。
まず心を開いて貰わなければ、相手の悩みを聞くことすらできないですからね。
今回はその私が普段から心がけている
「相手との距離の縮め方」をお伝えします。
この記事を読むと…
- 初対面の人とも円滑にコミュニケーションを取りやすくなる
- 仲良くなりたい人に覚えてもらいやすくなる
- 相手からの信頼を勝ち取りやすくなる
今回の内容を参考に様々なシチュエーションでコミュニケーションを円滑にして相手との距離を縮めて行きましょう!
- 心の距離と物理的距離は比例する
- まずは自己開示をしよう
- 相手の目線で物事を捉えようとする努力が大切
パーソナルスペースって何?
パーソナルスペースとは自分の周りにあるバリアみたいなものだよ!
- パーソナルスペースとは:他人に近付かれると不快に感じる空間のこと。
一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。
要は自分の周りの防御バリアを破ってきたら敵とみなすぞ〜!というもの。
対人コミュニケーションにおいて
上手く人と接している人は無意識に相手のパーソナルスペースを読み取り、快適に会話できる領域を守っているのです。
初めましての人にいきなり防御バリアを破られたら、そりゃ警戒態勢レベルMAXになりますよね?
つまり心の距離と物理的距離は比例します。
パーソナルスペースの分類
先ほどお伝えした
「自分の周りの防御バリア」であるパーソナルスペース。
アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールが提唱したパーソナルスペースを4つの領域に分け、さらにそこから2つに分類した考え方を元に説明していきます。
参考文献:エドワード・T・ホール『かくれた次元』日高敏隆・佐藤信行共訳
防御バリアには警戒レベルの段階があるってことだね!セキュリティ!
密接距離
とても親しい人に許される領域。
(家族・恋人・親友など)
- 近接相(0〜15cm)
抱きしめられる距離。 - 遠方相(15〜45cm)
頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離。
個体距離
相手の表情が読み取れる領域。
(初対面の人や親密度の低い人だと不快に思ったりストレスがかかる)
- 近接相(45〜75cm)
相手を捕まえられる距離。 - 遠方相(75〜120cm)
両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。
社会距離
相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる領域。
(多くの人が初対面の人ととも不快感なく話せる)
- 近接相(1.2〜2m)
知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離。 - 遠方相(2〜3.5m)
公式な商談で用いられる距離。
公共距離
複数の相手が見渡せる領域。
(人によってはここでやっと初対面の人とも安心して話せる)
- 近接相(3.5〜7m)
2者の関係が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離。 - 遠方相(7m以上)
一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離。
相手と距離を縮める第一歩は”自己開示”
相手と距離を縮める第一歩として自ら “自己開示” することです。
- どうして自己開示が大切なのか?
- 自己開示とは具体的に何をすればいいのか?
というところを説明していきます。
でも人見知りで上手く話せないかも…
そんなあなたが短所だと思い込んでいる部分は見方を変えると長所かもしれません。
色々な角度から短所を見ることで長所となり得る新たな一面を見つけましょう!
自己開示とは自らをさらけ出すこと
自己開示とは…
- 自分についての極めてプライベートな情報を相手にありのままに伝える行為。
ここで一番大切なのは “正直に真実を伝えること” です。
さらに言えば、相手より先に自己開示をすることでより効果は高まります。
相手からすれば、あなたは…
- どんな人なのか
- どんな話をすればいいのか
- 信用に足る人なのか
こんな風に思っているはずです。
そこで自分の思っていること・弱みなどを先に開示することで、相手にどう思っているのかをシンプルに伝えることができます。
相手と距離を縮める方法・テクニック編
- 相手のパーソナルスペースを読み取る
- 相手より先に自己開示をする
そして次が実際の方法についてになります。
これからのことを意識することで相手に不快感を与えることなくコミュニケーションをはかることができます。
お互いの位置関係を上手く使おう
まず相手とコミュニケーションを取るときの位置関係が大切です。
仲良くなりたい人とカフェに入ったとき、あなたならどこに座りますか?
- A .
これから親密になりたいのなら斜めがおすすめ。
近すぎず、遠くない距離。 - B .
対面に座るというのは「対立」を意味し、相手に圧をかけてしまう。
仲良くなりたい場合は避けた方が良い、商談などはOK - C .
距離が遠すぎる。
仲良くなりたい場合は避けるべし。 - D .
すでにある程度、親密でさらに親密な関係になりたい場合に有効。
初対面での場合、距離を置かれてしまう可能性大。
今の自分と相手の関係性・目的によって座る場所を工夫することで相手とより快適にコミュニケーションを取ることができます。
視線の位置を工夫しよう
相手と会話するときに
「目を見て話すことが苦手」
「相手が目を見て話せない」
こんな可能性もあるでしょう。
そんなときは相手の眉間に視線を集めましょう。
- 自分が相手の目を見るのが苦手
→相手に顔に視線が集まっていると錯覚させることができる - 相手が目を見て話すのが苦手
→相手に視線を送りつつ不快感を与えず会話できる
お互いに視線を気にしないのであれば、目を見て話をしていきましょう。
話すスピードを相手に合わせよう
話すスピードを相手に合わせることで会話のリズムや相手が聞き取りやすくあなたの話を聞いてくれるでしょう。
話すスピードは “脳タイプ” によって異なります。
- 視覚野:早口で思ったことを一気に話す
- 聴覚野:一般的な早さで流暢に話す
- 体感覚:ゆったりとしたペースで話す
相手によって話すスピードを調整することで相手が快適に話を聞けるでしょう。
聞く7割・話す3割を意識しよう
パーソナルスペースの読み取り・自己開示がしっかりできていれば相手も徐々に自分のことを話し始めます。
そうなったとき相手の話を聞くことに集中して下さい。
相手が話している最中に遮ったり、自分の話が多すぎるのはNGです!
また自分のことを全く話さないのも不信感に繋がるのでタイミングを見計らって自分のことも話しましょう。
頷きと復唱で聞き上手の印象を手に入れよう
相手の話を聞くときに…
こんな人に話をしたいと思わないですよね?
逆に相手の話に対して…
こんな風に話を聞くと相手はどう感じるでしょうか?
リアクションを少し意識するだけで相手が話しやすい環境を作ることができます。
まとめ
距離を縮める方法を具体的にご紹介させてもらいましたが、一番大切なのは仲良くなりたいという気持ちです。
この純粋な気持ちが無ければいくらお伝えした方法を持ってしても距離を縮めるのは簡単ではないです。
自分の素直な気持ちを伝えるための1つのツールとしてこの記事を参考にして頂けると幸いです。
- 心の距離と物理的距離は比例する
- まずは自己開示をしよう
- 相手の目線で物事を捉えようとする努力が大切
最後までありがとうございました!